おやこステップ

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【図解】空気を読める/空気読めない(KY)の正体について

夫です。

みなさん、空気読んでますか?

僕は読んでます。というか、読みまくってます。

小心者なので、「マジKY(空気読めない人)だね」なんて言われた日には、3ヶ月は寝たきりになります。

世の中には、「空気は読むな」といった意見、「空気は読め」といった意見もありあります。どっちが正しいんでしょうか。

主に仕事の関係で、この空気を読む/読まないについて、考える機会がたくさんありました。そして、自分の中ではある程度、その考えが整理できました。

今日は、空気読める/読めないことについて書きたいと思います。

 

空気を読める/読めないの正体

そもそも、空気が読めていない(KY)と言われる人ってどんな人でしょうか?

◎共感してもらいたいだけなのに、上から目線でアドバイスしてくる人

◎ブレストで、どんどんアイデアが出ている中、全てのアイデアに否定意見しか言わない人

◎カラオケで右肩上がりで盛り上がってる中、突然、森田童子の「たとえば僕が死んだら」を入れ、最後まで歌い通す人

こんなシーン、よくありますよね。

 

こうやってみてみると、空気が読めてない(KYの)場面って、「自身の言動」と「相手の期待」にズレがあるように思うのです。

もっと具体的に言うと、「価値」と「タイミング」がズレているのです。

この「相手との価値とタイミングのズレのある/なし」こそ、空気が読める/読めない正体だと思うのです。

 

つまり、

◎その場で価値(意味)のある言動を、絶好のタイミングでする場合、「空気が読めるね」になります。

◎その場で価値(意味)のない言動を、タイミング悪い時にする場合、「空気が読めない or KYだね」になります。

空気が読める/読めないを図にしてみた

ちょっと、図にしてみました。

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一つずつ説明しますね。

①(タイミング:良 価値:高):熱狂

例えば

・夜中まで残業。集中力が途切れ始めた時、感謝の言葉と甘い物を差し入れる社長

・カラオケで、前後の流れを意識した絶妙な選曲と、聞き惚れる歌を歌う人

・停滞した企画会議の中で、目が覚めるような斬新&会心のアイデアを出す人

これら、タイミングも、価値もバッチリな言動は、それがきっかけに熱狂を生むこともあります。

②(タイミング:悪 価値:高):納得と反感

例えば
・的を射た上司からの叱責。でも、不特定多数がいる電車で、その声もでかい。

・カラオケで、前後の流れを無視した曲を入れ、違和感を与えるものの、聞き惚れさせる歌唱力を持つ人

その言動を受け入れる度量がある懐の大きな人は、納得することもあるでしょう。

ただ、反感で終わることも多いと思います。今、聞く耳を持っているタイミングではないからです。

③(タイミング:良 価値:低):場と一体

例えば

・目新しい意見をぶつける訳でもなく、周りの意見に賛同して、場の一部である言動をとり続ける人

・カラオケで、なくても困らないけど、あったら盛り上がる程度のタンバリン技術で盛り上げる人

その言動によって、大きな影響を与えているわけではないものの、場の一体感を作る言動はこのエリアです。

このエリアの言動はKYと言われることはまずありません。日本人の多くの言動はこのエリアにあるのかもしれません。

④(タイミング:悪 価値:低):黙殺

例えば

・重要な商談にて。スポーツに興味がないお客さんに対して、延々と自信が大好きな野球の話をする人。

・カラオケで、最後の締めは社長の「乾杯」というお決まり流れなのに、「恋するフォーチュンクッキー」を入れてしまい、しかも歌も踊りも下手な人。

青ざめます。

このエリアは、KYと言われても仕方ありません。

周りから、自身の言動を黙殺されることも多々あると思います。

 

そして、①、②、③、④のエリアは、場面によって重要さが変わります。

ビジネスの場面での空気を読む(読まない)力

ビジネスの場では「成果」が求められます。

「タイミング」より、「価値」ある(成果につながる)言動が求められます。

一定期間で一定成果を求められる場合はなおさらです。責任を持ち、意思決定に関わる経営者ほど、言動の価値(成果)を求めるでしょう。

私も一定期間で一定成果が求められる「プロジェクト単位」で仕事をしています。

「成果創出」という明確な目的の元、チームが組閣されます。その場合、求められる言動はタイミングより、価値です。

タイミングが合わなくて、多少のいがみ合いが起こったとしても、価値にフォーカスした議論であれば、結果的にはチームとしての結束は強くなります。

もちろん、「やみくもに空気を乱そう」という話ではありません。「価値ある言動であればタイミングは関係ない。」ということです。

表で言うと以下のような感じです。

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プライベートの場面での空気読む力

プライベートの場になると、また話は変わります。言動の目的が違うからです。

プライベートの場では、「成果を生み出す」というよりは「人との関係性」を強化します。

比較的、人間関係は長期的に続くことが前提で始まります。

つまり、タイミングが悪い時に言動をする必要性は、ほぼありません。

相手の話に耳を傾け、同調したり、共感したり。(③のエリア)

相手が求めている時に、相手に気づきを与えられることを伝える時もあるでしょう。(①のエリア)

そういった積み上げで、信頼関係が強化していきます。

つまり、プライベートでは、相手にとって適切な「言動タイミング」が重要になります。図で言うと以下の感じです。

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KYと言われないためには

価値とタイミングが空気を読む/読まないの正体だとわかると、必要なことも見えてきます。

●目的に即した価値ある言動

●相手の立場での言動

ができるかどうかです。これさえできれば、KYとは言われません。

ただ、これが難しい。。。間違いなく言えるのは、僕はできていない。。涙

視野をどれだけ広げられるかが重要です。ただ、かなり高度な技術です。

●瞬時に価値高い言動の選択肢を出して、その中で効果性の高い一手を選ぶこと。

●相手(周りの)の声色、表情、仕草、言葉のニュアンスを察知すること。

これができると無双状態。仕事の場しかり、ブログでもそう、友人関係も夫婦関係も、あらゆるコミュニケーションが円滑になります。

要は、売れる営業も、超絶面白いお笑いの人も、言動の価値とタイミングを最適に選択できる抽象度を持っていると言えます。

 

いきなり無双状態にはなれません。

まずは、自分視点ではなく、相手視点。ここからがスタートな気がします。

どれだけ自分の想像スペースに相手のことを入れられるか。

そこから空気を読む一歩が始まります。

・・・はい、自分に言い聞かせながら、書いてます。

まとめ

よく「空気は読め」「空気は読むな」と二極論で語られますが、どちらかといった話ではありません。二極論で語られる場合、「場面」と言う論点が抜け落ちています。

重要なのは、その場の目的から、どんな言動を選択するか?という話です。

つまり、「空気を読むこともできるけど、必要に応じて空気を読まない言動もできる」というのがベストなのだと思います。

 

※おまけその1

色々とカラオケに例えてきましたが、僕はカラオケが苦手なので、できるだけ行かないようにしています。・・・どうでもいいですね。 

※おまけその2

上記で書いた僕の働き方の記事はこちらでです。

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