おやこステップ

【子供】【旅】【生活】【日常】を思うままつづる夫婦ブログ

【小学生】習い事は焦らないことにした我が家の話

ツマです。

我が家には小学2年生の息子と2歳の娘がいます。

最近(と言っても既に3ヶ月近くも経っていますが…)息子が「習字」を始めました。息子が「習い事をする」と決めたのは予想外の展開でしたが、私は心の中で小さくガッツポーズをしています。なぜか…

それには、小学校入学前の春休み〜入学後の1学期にかけて繰り広げられた「習い事バトル」(ちょっと大袈裟かな…)とも言えるアレコレが関係しているのです。そのお話を少し。

 

4月、習い事に焦っていた私

昨年、小学校入学前の春休み。まだ娘の育休期間中だった私は、息子の同級生ママさんと一緒にスイミングやら体操教室の体験入学のスケジュール調整に勤しんでいました。

私たちを動かしていたのは…「漠然とした焦り」です。今思えば「なんでそんなに?」と冷静になれるのですが、焦りの原因は、環境の違う新しいお友達との比較だったように思います。

 

息子が通っていた保育園は、活動の大半は子供の主体性を軸にしていた為、所謂「◯◯の時間」と言うような、一斉にみんなで同じ活動をすることがあまりない園でした。

(我が家はこの保育園が大好きで、子供たちの自ら考える力が育ち、最高の6年間を過ごせたなと思っています。なので、保育園がどう、と言うことではないのです。娘も転園できたらいいな←話逸れすぎですが…切実…今年も認可園に入れず…それについてはまたいつか…)

一方で、小学校で一緒になった多くの子が通っていた幼稚園では体育の時間があり、跳び箱や縄跳びもガンガン跳んで、ドッジボールにもアグレッシブ、(英語の時間もあったのかな?)と、逞しく見えたのです。

春休み中、その幼稚園卒の子たちと同じ学童で過ごした息子も、人生初のドッジボールにカルチャーショックを隠しきれなかったようで、「人にボールぶつけるあのゲーム何?嫌なんだけど…」と言っていました。

 

5月、スイミングに入会するも…

そんな中「小学校に入ったら泳げた方がいいよねぇ…」(これもすごく漠然としてる…)と以前から話していた同級生ママさんと思いが一致して、スイミングスクールの見学&体験に行きました。

 

大手スイミングスクールの体験入学

設備が綺麗で親の見学スペースにも余裕があり、コーチも優しく楽しい雰囲気を作るのが上手でした。2日間の体験を終え、子供たちの気持ちも高まっていたものの、ネックとなったのが「送迎問題」です。

地域ごとに送迎ルートが異なる為、我が家の地域からの送迎バスは週1回、月曜日のみだったのです。それ以外の曜日は仕事の都合で送迎できず&小1が自力で通うには不安過ぎる距離…。加えて、入学間もない週始め夕方のプール、体力的にしんどいのでは?と不安要素が出てきてしまいました。

 

地元密着型のスイミングスクールの見学

もう1件候補に上がっていたスイミングスクールは体験入学の制度がなく、見学のみならOKと言うことで、こちらにも参加してみました。

声が反響するプールサイド、複数のレッスンが同時進行しているので、正直細かい様子はよくわかりませんでした。昔ながらのスイミングスクールで、設備の古さや受付の方の対応に時折「ん?」と思うことがあったものの、こちらの魅力は「送迎バスの頻回さ」と「安さ」でした。周りに通っている子が多い点も安心材料に。

 

結果…地元密着型のスイミングスクールに入会したのですが、初回レッスン終了後に悲劇が待っていました…泣。担当コーチが怖かったようで「もう絶対に行きたくない」の一点張り。翌週も翌々週も、何とか気持ちを盛り上げようとしたのですが、玄関で大泣き。それも今までに見たことのないような嫌がり方。「怖い」と言いつつも保育園が一緒だったお友達3人が継続しているので、「息子は敏感性が高いのでは…」とスイミングの日が来るたびにこちらも気持ちが重くなってしまい、退会を決断。通ったのは初回のみでも月謝は2ヶ月分しっかり引き落としとなり…何とも苦い経験でした。

 

子どもの気持ち、大人の思い

スイミングの一件以来「習い事」に抵抗感を持つようになった息子。学童からすぐ近くの「体操教室」にも体験で通ったものの、入会はしませんでした。

その後もタイミングを見ては「野球行ってみる?」「テニスの体験行ってみる?」と声を掛けてみましたが、答えは「NO」でした。

入学前は「何か習い事を!」と意気込んでいた私も、復職後の日々の忙しさに追われるうちに徐々に習い事熱は下がっていきました。

思えば「スイミング」も「体操教室」も息子の希望や興味ではなく、親の(厳密には私の…)目から見て「出来た方が良さそうなこと」と言う軸で選んだものでした。

子どもに色んな機会を提供したいなと思っていますが、最終的に「決める」「選ぶ」は子どもの気持ちを尊重できるよう、私自身の器を大きくしておかねば…とも感じた出来事でした。

 

1月、習字を始める

息子は文字を書くことが好きで、丁寧に書くので祖父母や私たち両親から「字が上手だね」と言われることも多く、学校のドリルの直しも少ないようで「綺麗な字を書く」ことに自信が付いてきていました。冬休みの宿題であった硬筆の書き初めでは、クラスで2名だけ書き初め展に出品されるとのことで、密かに期待もしていたものの結果は選ばれず…。ただ、この結果が「来年は選ばれたい」「もっと上手に書けるようになりたい」と言う動機となり、本人の希望で書道を始めることに繋がったのです!

幸い先生も優しく(笑)帰りに一つお菓子をもらえて(笑)楽しく通っています。

「好き」とか「もっともっと」って言う気持ちが根底にあるって大事なんだなぁと、つくづく思ったのです。

息子の習い事は書道のみ、周りを見れば複数の習い事をしている子がほとんど、中には1日に2つを掛け持ちしている子もいます。ただ、以前のように比較して漠然と焦るのではなく、息子の「好き」や「もっと」につながる経験やきっかけを日常の中で見つけられたらいいのかなと思えるようになってきました。

本音では何かスポーツを(卓球とか?)…と言う気持ちも残っていますが…笑。ゆっくり様子を見たいと思います。

 

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