おやこステップ

【子供】【旅】【生活】【日常】を思うままつづる夫婦ブログ

父親のみそ汁がオシャレみそ汁として発売されていて、30年の謎が解けた話

夫(みどりいろ)です。 

 

みなさんは、強烈に印象に残っている料理ってありますか? 

僕は、あります。

それは、父親が作るみそ汁です。

 

母親の作るみそ汁、飲食店などでよく飲むみそ汁とは、明らかに違う味付け。
初めて飲んだ時の、衝撃はいまだに覚えています。

ただ、食卓でそのみそ汁を飲める機会はほぼありませんでした。なぜなら、うちの父親は料理人のくせに、キッチンに立つことなかったからです。チャンスは、父親自身がそのみそ汁を飲みたいときだけ。

そんな、「レア度」と「美味さ」が相待って、ひそかに『伝説のみそ汁』と呼んでいました。

 

そして、僕が大人になったある日。あの「伝説のみそ汁」には、何が入ってたんだろう。と、ふと疑問に感じたことがありました。

そして、レシピを父親に聞きました。

簡単にいうと、

①:水の入った鍋の中に大量の鰹節を入れ沸騰させます。
②:お椀に味噌と卵を入れます。
③:①を②に入れます。その際、味噌と卵をかき混ぜながら入れます。
④:最後に緑茶を加えます。

こんな感じ。

 

みそ汁に、まさかの緑茶。もう、革命的!

「お茶」と「みそ汁」は両方とも日本人のソウルフード(ドリンク)です。その2つの魂をブレンドしちゃうなんて、思いもつきません。

そして、このお茶が、みそ汁の絶妙な旨味を引き出してくれるのです。

 

ただ、分量は、父親が適当にやっているとのことだったので、全く参考になりません。

自分で作って見ると、確かに美味しいは美味しいのですが、唯一無二のこのみそ汁のポテンシャルを最大限引き出せていない感じになるのです。伝説のみそ汁の美味しさを再現するためには、

「熟練の錬金術師のような、絶妙な調合配分が必要なんじゃないか。」

という結論にいたり、自分で作ることはほぼなくりました。

 

再現も難しいし、どこの飲食店でも口にする機会はなかったので、自分の中で、伝説のみそ汁の「伝説度」は年々上がっていく一方でした。 

 

そして、今回の九州旅で、指宿(鹿児島県)に行った時のことです。指宿の「西郷どんドラマ館」に立ち寄り、お土産屋をプラプラしていました。

すると、目の前に、オシャレなパッケージの商品が。自然と、目を惹かれました。

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何だろうと、手に取ってみます。

何の気なしにそこに書いてある文字を読んでみました。

「お茶」「味噌」「鰹」「スープ」

 

・・・・!!!

 

目に飛び込んできた、単語だけで、ピンッときました。

「ま、ま、まさか」と独り言を言いつつ、後ろに2、3歩後ずさりしてたと思います。

それくらい衝撃を受けていました。

 

手に力が入り、パッケージの文字を熟読します。

・・・、ま、間違いない、あ、あの伝説のみそ汁だ。

 

落ち着くために、一呼吸置いた瞬間、駄目押しとなるヒラメキが僕の頭に降りてきました。

 

それは、うちの父親が鹿児島で生まれ育ったという事実です。

これは、もう、間違いありません。

唯一無二の伝説のみそ汁が「インスタントで、楽しめるかも」という期待感。もう、目の前の「西郷どん」関連の展示がどうでも良くなるレベルです。

 

とはいえ、魔法の調合が必要とされる伝説のみそ汁です。このインスタントみそ汁が、父親の味を再現できているとはいえません。

なので、基本的に貧乏性の僕は、「失敗しても痛くなく、美味しかったらちょっと多めに飲める」個数を必死で考え、2パックをその場で購入しました。

 

そして、早速飲んでみました。

・・・ 

・・・

・・・

・・・

・・・

おおおおっっっっ!

これ、この味!う、う、うまい!

 

父親以外にも熟練錬金術師、いるじゃん!

 

そう、伝説のみそ汁の味、そのままでした。

  

唯一無二の父親オリジナルの伝説のみそ汁と思っていたものは、鹿児島の郷土料理の「茶節」という飲み物でした。

鹿児島出身の父親が小さな頃から親しんだ味だったようです。

これで30年にわたり、「伝説のみそ汁」と、勝手に命名していたみそ汁の謎が解けました。

 

そして、購入した2パックは速攻で消費。

鼻歌を歌いながら、手軽に「伝説のみそ汁」を飲める幸せ。

もう、追加購入決定です。

楽天で一気に8パック購入しました。

ジャン!

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 1袋、3食入りを8袋。合計24食分。

 

まだ、まだーーー!!

さらに、指宿にふるさと納税!

んで、届きました。ジャン!

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なんとカップ型もオシャレ。その数16個。そして、ふるさと納税は、こちらも付いてます。

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パッケージは渋い感じだけど、1袋に伝説のみそ汁セットが5食入り。合計15食分。多分、このパッケージが旧バージョン。そして、デザイナーが入り、オシャレになったのが、カップのデザイン。

 

楽天で24色分。ふるさと納税で31食分手に入れました。

合計55食分の伝説のみそ汁。松井と同じ背番号で嬉しいです。そして、天国です。

 

パッケージの文言を拝借すると、

薩摩地方で元気のでる飲み物として親しまれている郷土料理とのこと。

半年間、キャンピングカー旅で仕事を休んでおり、4月から仕事に復帰します。ちょっと気合い入れないと、ヤバイ感じになってます。

朝、この伝説のみそ汁を飲んで、活力をつけて、仕事したいと思っています。

 

そして、今日も、

「お父さん、僕は、30歳中盤の今も、そこそこ幸せにやってます。 」

なんて、考えながら、伝説のみそ汁を飲んだのでした。

 

ちなみに、このみそ汁が気になる方、ぜひお試しください。元気が出ます。

1パックだけなら楽天で、メール便、DM便対応で送ってくれるそうです。

SUB SOUP茶節(ちゃぶし)徳用3パックセット

 

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