夫(みどりいろ)です。
先日あった話をつらつら書きます。
焼肉をさらに美味しくする計画書
我が家のお気に入りの焼肉屋さんがあります。お肉の厚さと柔らかさ、味、新鮮さ、価格、どれもとっても最高。食後の「肉食べた!」感を思いっきり味わえます。
店員さんのホスピタリティも申し分なく、いつも気持ちよく食事をさせてもらっているお店です。我が家の焼肉といったら、ほぼそのお店です。
そして、先日のこと。そのお店へ、家族で夕飯を食べにいくことになりました。
あまりの楽しみさから、2時間前くらいからそわそわしてた、僕と息子。流れから、「おいしいお肉を、さらにおいしくするために、この2時間で何ができるか?」という話になりました。
すると、息子が、「計画を作るからちょっと待っててくれ」と言い出し、机に向かいました。その机に向かう背中からは、並々ならぬ気迫が溢れ出ていました。
そして、息子の気迫の3分で生み出された計画書がこれ。
わかりやすくテキストに落とすとこんな感じ。
①40分歩く
②100円ショップで買い物
③考えて問題を解く
④心を落ち着かせる
・・・・いろいろ、ツッコミどころがありますが、ここは冷静に。
一呼吸おいて、その意図や理由を息子に確認してみました。
①40分歩くについて
これは、最もイメージしやすいもの。
・体を動かせばおなかが減る
・運動した後のご飯がおいしい
そんな理由から入れた計画とのことでした。
なぜ40分か?というと、焼肉屋の予約時間から逆算したとのこと。
だ、だ、誰に似たんだろう。少なくとも、小1入学時に自分の名前が書けないし、読めなく、親から心配された僕には似ていないということが判明してます。
②100円ショップで買い物
我が家ではここ1か月くらい、豆苗を育てています。その豆苗栽培に使う活力剤が欲しい、といった話をしていたのを、息子は思い出したようです。
しかも、我が家から100円ショップまで距離も散歩40分に最適な距離で、見事に①と連動しているプランに仕上がっています。
③考えて問題を解く
体だけではなく、脳みそにも適度な疲労を与えることで、焼肉がおいしくなるのでは?という息子の仮説。良い線ついてます。確かに「体調や集中力や気分は、体の疲れより脳の疲れの方が影響してる」的な話は聞いたことあります。
そして、息子から依頼されたのは、普通の足し算引き算でした。
しかも、「なるべく、簡単なのお願い、10とかいかない足し算、引き算ね」という要望をもらいました。「ん?頭を使う問題じゃなくて・・・」と思いましたが、まぁいいです。簡単な問題を15問ほど出し、速攻で解き終わった息子は満足そうでした。
その時、息子にとって大事だったのは、「脳みそを疲労させる」ことより「正解すること」だったのかもしれません。正確には、気持ちよく焼肉を食べるために③があったのかもしれません。
④心落ち着かせる
焼肉を食べる前に心落ち着かせる6歳児がどこにいるでしょうか。「肉」をなんだと思っているんでしょうか?
いや、よく考えると、「肉」という食材は、食物連鎖の頂点に君臨しなければ、なかなか食べられません。「いただきます」に込められている「生き物の命」に思いが及びます。「肉」こそ、心落ち着かせて、自然の連鎖に感謝の念を持ちながら頂かねばならない食べ物なのかもしれません。
息子は、食物連鎖を知ってるか知らないか、わかりませんが、本能的にそのあたりの機微をこの計画④に込めたのかもしれません。
息子の計画書について思うこと
こう改めて息子の計画を見てみると、
最も表面的でわかりやすい【体】から、より内面の【頭脳】そして、さらに奥深くの【心】といった3段階にアプローチした、お肉をより美味しく食べる計画に仕上がっています。①~④の順番も見事です。まさにその順番だな、と思わせるものになっています。
親のひいき目が多分に含まれますが【秀逸】としか言いようがありません。
計画実行した息子の焼肉屋の様子
では、この計画を実行した息子は、この日の焼肉を食べる様子がどうだったのでしょうか?
それは、驚くべき結果でした。
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いつも通りの分量を、いつも通りの様子で、淡々と食事していました。
たまに「これは噛み切れないから、小さく切らないとね」なんていいながら。
【素晴らしい計画】の効果はあまり感じられない、というのが正直な感想です。
まぁ、結果は置いておいて、息子はこんな計画立てが楽しい様子。
最近、ことあることに計画たててます。僕は、その計画に付き合うのが、結構好きです。
▼Twitterやってます。
妻(あかいろ)
学校で教わったことを家で小出しにする小1の息子。私と2人でいる時に言う
— あかいろ@息子6歳&娘1歳 (@oyakostep) 2018年5月21日
「もとの たいけいに もどれ!」
って、これは…体育の号令のことだと思っていいのかな…
夫(みどりいろ)
アリも触れなかった息子が虫カゴと網を持ってカブトムシ探しに。
— みどりいろ@はてなブログ (@oyakostep2) 2018年6月16日
作戦は、虫が好きそうな虫取り網を持った子供の後をつける、とのこと。すごく良い作戦だと思った。ちなみに、釣果、ならぬ、虫果はゼロ。