夫です。
僕は、電車の移動中は本を読みます。集中して本を読める貴重な時間です。また、本を読むときは3色ボールペンを片手に線を引きながら読み進めます。
そして、先日のこと。その日は、普段はなるべく避けている満員電車に乗りました。
満員電車で、ちょっと困ったことが起きたので、今日はそのことを書きたいと思います。
満員電車で起こった事件
「3色ボールペンを使いながら電車で読書」というスタイルは10年以上続けています。
狭い中とはいえ、周りに迷惑のかからないように、読書スペースを作り出すのは朝飯前。
その日は左手に本、右手にはボールペン、つり革は真上。電車が揺れたらいつでもボールペンを持つ手でつり革をつかめる位置を確保しました。
そして、事件が起きました。
電車が揺れ、つり革をつかもうと右手を上げた、その時。
隣の人がよろめき、僕の右手に当たりました。
そして、僕の右手のボールペンの先端が自分のおでこに当たった感触がありました。
とはいえ、一瞬のこと。おでこに線が書かれてしまったのかよく分からない状況です。
ちなみに3色ボールペンの赤を出していました。
もし、おでこに赤線が付いてたなら、これはただ事ではありません。
小心者の自分としては、周りの目が気になるわけです。
●おでこに赤い線なんか引いちゃって、オシャレのつもりなのかな?
●おでこに落書きされて、この人いじめられてるのかな?
●この人のおでこには、赤線を引っ張るほどの重要な事実があるのかな?
今思えば、人のおでこなんて誰も見ていない、以上。ですが、事が起こったその瞬間は、おでこに赤線が付いているか確認したいし、すぐに消したいという衝動に駆られました。
「満員電車」という制約条件がある中、以下のような対処法を考えました。
対処法①:電車の窓で自分のおでこを確認
自分の乗っていた電車は地下鉄です。電車の窓越しに自分の顔が反射して映ります。その窓を見て、確認できます。
ただ、実行前に2つの懸念点が思い浮かびました。
1つ目は自分の立ち位置。
自分の立ち位置から電車を窓を覗き込むには、間に人がいます。間にいる人に「怪しい赤線おでこが私のことを見ている」と勘違いされてしまっては、事態が複雑になる一方です。
もう一つの問題は、「赤線おでこのくせに、電車の窓で自分を見つめるナルシストだ」と思われてしまうのではないかという懸念。自分程度の人間がナルシスト的な行為をすれば、世間の笑い者になります。
という、この2つの懸念からこの対処法①は却下となりました。
対処法②:スマホを使っておでこを確認
次に考えたのがスマホ。スマホの鏡機能でおでこを確認しようと思いました。
しかし、バックをごそごそしてスマホを取り出すには、周りの人に迷惑がかかるくらいの満員電車。
何より、痴漢と間違えられてしまって、「いや、おでこの赤線を確認したくて」なんて言い訳した日には、完全にアウトです。そんなリスクは取れません。
この対処法②も却下となりました。
対処法③:おでこを撫でまくる
おでこの赤線の確認作業を吹っ飛ばし、赤線が付いていることを前提に消す作業をしようと考えました。
幸い、右手はつり革を掴んでいる状態。その手で自分のおでこ全体をゴシゴシ撫でようと思いました。
しかし、ここも自分が自分にストップをかけました。
「混んでる電車でいきなりゴシゴシおでこを撫でる人ってどうなんだろう?怪しくないか?」もしくは、周りから「この人頭がすごく痛いんじゃないか?」と周りに気遣われてしまって、駅員さんでも呼ばれてしまったら大変。
この対処法③も却下。
対処法④:前髪で隠す
想像以上のスピードで髪の毛が薄くなっている自分には、おでこを隠すほどの立派な前髪がありません。
選択肢にあがるまでもなく、却下です。選択肢にもできない事実が辛いです。
対処法⑤:冷静に待つ
そもそも、人のおでこを注意深く見る人なんていません。ましてや、地味な人代表の自分のおでこなんて。堂々としてればいいんです。
そんな覚悟を決めた矢先、次の駅で一斉に人が降りました。その流れに便乗して、自分も一瞬電車を降りて、携帯でおでこを確認。
赤線は1ミリくらいついていました。ゴシゴシっとおでこを撫でたら、すぐ消えました。
まとめ
ここまで書いて、ふと気づいてしまったのですが、自分は何を書いているのでしょうか?
「ブログは読者のためになる記事を!」という鉄則があります。
今回の記事は誰のためになるのでしょうか?
さておき。無理やりまとめます。
●満員電車では、他人は他人を一切気にしてない
●人間は起こった問題に対して、制約条件の中で、瞬時で色々考えられる
三色ボールペンを使っての読書おすすめです。