おやこステップ

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繰り返す乳腺詰まり(うつ乳)・乳腺炎の予防と対策にできること

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ツマ(あかいろ)です。

 

生後2ヶ月の娘は、母乳のみで育っています。息子(現在5歳)も、授乳期は母乳のみでした。と言っても「絶対に母乳で育てたい!」と熱い思いがあった訳ではなく、意外としっかり出て、どうやら赤子も満足しているようだ…となり結果的に完母だった、と言う「成り行き母乳育児」です。そんな言葉ないですが…。

 

成り行き任せで始まった母乳育児。何の知識もなくスタートしたので、息子の時には乳腺トラブルが絶えませんでした。生後2ヶ月を過ぎた頃から詰まること詰まること。幸い発熱を伴う「乳腺炎」にはならず「乳腺詰まり(うつ乳)」のみでしたが、この経験から今も気をつけていること等をまとめてみました。

 

 

乳腺炎とは

「乳腺炎」は乳腺が炎症を起こすことです。母乳の通り道である乳管が詰まってしまうことで乳腺の中に母乳がたまり、痛みを伴うしこりができたり、発熱等の症状があります。母乳がどんどん作られるのに通り道が塞がってしまって、行き場を失った母乳達がたまりにたまって、おっぱい全体がカッチカチになってしまう状態です。

 

乳腺詰まり(うつ乳)

乳腺炎になる前段階の症状。乳腺炎と同様に、母乳がたまってしまっている状態です。

 

▼うつ乳から乳腺炎、実際こんな感じでした

息子の授乳期間は何度も乳腺が詰まり(2週間に一度の頻度)、詰まるとベッドから起き上がることも、腕を少し上げることも、抱っこなんてモチロン、本当に痛くて痛くて何もできないんです。解消法として「赤ちゃんにたくさん飲んでもらうこと」とは良く聞きますが、わたしの場合は、実際にカッチリ詰まってしまうと赤ちゃんの吸う力では解消されず、結局出が悪くて赤ちゃんもグズる、時間の経過に伴いドンドン母乳は作られて、痛み増大…でした。そうなったら早めに助産師さんの母乳マッサージに助けを求めるのが一番です。

 

乳腺炎・乳腺詰まり(うつ乳)の原因は?

乳腺炎や乳腺詰まり(うつ乳)の原因は様々あるようです。食べ物だけが原因ではないそうですが、母乳は血液から作られているので母体の体調や食事の影響は受けやすいです。

 

乳腺が詰まりやすくなる食べ物

脂肪分や糖分が多いものは、短時間に母乳の分泌量が増えすぎて乳腺詰まりの原因になると考えられているそうです。

具体的に挙げればいくつもあるのですが、ざっくりまとめると「重た…」「もたれそ…」「これ食べたら太っちゃうかな〜」と思う高カロリーな食べ物ですね。その他、灰汁が強いものも控えた方が良いとされています。

 

▼うつ乳を気にしすぎるのもよくない

母乳に良い食べ物、悪い食べ物を検索しすぎた結果…「野菜と白身魚しか食べる物がない!!」に行き着きました。且つ繰り返す乳腺トラブルでメンタルも弱っていた為、息子の産後4ヶ月頃はゲッソリしていました。そして、野菜や白身魚ばかり食べた結果…それでも乳腺が詰まってしまいました(泣)

なので、「詰まる時は詰まる」「詰まる人は詰まる」と今は割り切っています。気にしすぎるのも良くないです。体質もあると思います。わたしの友人は、授乳期にカツ丼+うどんセットを食べても全然平気だと言っていました。

ただ、食事が影響することは確かです。今年の4月に娘を出産してからは、息子の時に比べると乳腺トラブルはかなり減っていますが、先日「父の日」の夕食でクラムチャウダーに唐揚げ、デザートにケーキまで食べたら、翌朝カッチリ詰まりました。

 

うつ乳対策として、夕食は軽めが良い?

助産師さんに聞いた話ですが、夜間は乳腺が膨張しやすく、母乳を作るホルモン分泌も上昇するそうです。なので、乳腺トラブルは夜間に起きることも多いとか。

 

事実、ご飯+味噌汁+納豆+煮物+焼き魚くらいの夕食の時は、娘が明け方までグッスリ眠ってしまっても、張りすぎることはなかったです。

 

▼食事で気をつけていること

「気にしすぎるのも良くない」のですが、詰まりたくはないので…和食を中心にしています。母乳に良いとされている食べ物は、根菜類や大豆類、青菜、魚等々これも具体的に挙げるといくつもありますが、ざっくりまとめると「さっぱりしたもの」ですね。我が家は夫が豚肉が苦手なので、お肉は鶏肉(しかもムネ肉やササミ)、魚も白身魚が多いです。周りからは「パッサパサな食卓だね〜」なんて言われたりもしますが、結構慣れます(笑)

 

乳腺炎・うつ乳、食事以外の原因は?

乳腺炎・乳腺詰まり(うつ乳)は食事以外にも、疲れやストレス・体質(乳腺が細い等)・肩凝りが原因となることがあります。特に血の巡りが悪くなる「肩や首の凝り」は、母乳にも大きく影響するそうです。

 

▼助産師さんが教えてくれたこと

先日「父の日」で高カロリーな夕食を食べた翌日に乳腺詰まりが起きましたが、その日は同時に「痛みを伴う肩こり」もありました。助産院でマッサージをしてもらった時に、肩こり解消に勧められたのが「葛根湯」です。液体のものでも、粉末のものでも何でも良いそうです。痛みを伴う肩こりの時には飲んでみてくださいね、と。一旦は、湿布で肩こりを乗り切り中ですが、葛根湯も早速買ってみました。肩や首はおっぱいに近い部位なので凝りは早めに解消する方が良いそうです。

 

▼葛根湯

 

▼バンテリン湿布

 

乳腺詰まり(うつ乳)の応急処置

岩のようにカッチリ詰まってしまった時は助産師さんにマッサージをしてもらうのが一番ですが、夜間に違和感を感じ始めることも多いんですよね…。そんな時、自宅でスグにできる応急処置としてキャベツ湿布やジャガイモ湿布は有名ですが、衛生面で気になる場合は、保冷剤や冷えピタも使えます。

キャベツ湿布

とっても簡単です。キャベツをペリッと1枚剥がして、しこりのある部分に合わせた大きさに切って当てておくだけでOK!適度にヒンヤリします。

ジャガイモ湿布

生のジャガイモをすりおろして、ガーゼに挟んであてる…。過去に助産院でジャガイモ湿布をあててもらったことがありますが、適度なヒンヤリ感はとても良かったのですが…生臭いので、以後リピートしたことはありません。。

保冷剤

そのままだと冷えすぎるので、ハンカチなどを巻いて温度を調整しながら使うと良いかと思います。

 

乳腺詰まり(うつ乳)での助産院の活用法

Web予約できる助産院を見つけておく

これ、とっても大事です。わたしの自宅近くや近隣地域にもいくつかの助産院がありますが、Web予約ができるところは2ヶ所程とかなり少ないです。夜間に詰まり出しても翌朝9時か10時頃の開院時間を待って電話して、スグに繋がらなくて折り返しを待って…と、結構時間が掛かることも。多少遠くてもWeb予約できる助産院をピックアップしておくと、夜のうちに翌日の予約が取れる!と言うケースもありますので、緊急時に役立ちます。

 

産後訪問サービスがある助産院を見つけておく

産後すぐは、母乳の分泌量と赤ちゃんの飲む量が一致しなかったり、赤ちゃんも上手に飲めなかったりと母乳トラブルが起きやすいです。ただ、新生児を連れての外出が難しい時期でもあるので、産後の訪問ケアサービスを活用することをオススメします!

 

自治体の補助券が使えるか確認しておく

産後サポート事業として、母乳マッサージにも使える子育て補助券を交付している自治体も増えています。母乳マッサージは、1回4000円〜5000円くらい掛かるところもあるので、補助券を上手く利用したいですね。

 

助産師さんのアドバイスはそれぞれ

助産師さんからのアドバイスって、人によって微妙に違うこと多いですよね。わたしも実際に「授乳前後に搾乳は必要」「授乳前後の搾乳はしなくても大丈夫」とどちらも聞いたことがあり「で、どっちなの??」と思ったことが何度かあります。とは言え、どちらも専門知識のある助産師さんが仰ることなので、根拠や理由もあるはず。結果、わたしが行き着いたのは「どちらのアドバイスも正しい」と言うこと。故に「絶対にこのやり方でないとダメ!」と言うことではないんだとゆるく解釈しました。なので、細かい矛盾点を精査しようと「キーッ!」となるのはやめて(笑)、自分自身がムリなくできることを選びました。

 

授乳前後の搾乳で言うと、授乳時間が空きすぎてパンパンに張ってる時は前絞りをしますが、そうでない時はしません。明け方の授乳後なんて搾乳する気力もなく眠気が勝るので、そのままパタンと寝ちゃってます。

 

さいごに

乳腺詰まりも痛いですけど、その後の母乳マッサージも、もっっのすごく痛いんですよね。出産後もこんなに痛いことが待ってたなんて…と初めて詰まった時は衝撃でした。なので、なるべく乳腺が詰まらないよう日々の食事や生活を気にかけたいところですが、詰まってしまってもあまり自分を責めずにいることも大事かなと思っています。

 

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