おやこステップ

【子供】【旅】【生活】【日常】を思うままつづる夫婦ブログ

子供の人生を本気で応援したい親ができること

f:id:oyakostep:20170608162314j:plain

夫です。

うちには5歳の息子と0歳の娘がいます。

当たり前ですが、子供たちには「幸せな人生」を過ごしてもらいたいと思っています。親である自分の小さな枠組の中での「幸せな人生」ではなく、あくまでも、子供たち自身にとって「幸せな人生」。 

今日は、子供が幸せな人生を送るために「自分(親)にできること」をちょっと真面目に考えてみました。

 

活き活きとしている人の共通点

自分は仕事柄「ぶっ飛んだ面白い人」と出会う機会が多くあります。そのような人は、仕事にしろ、何にしろ「やらされている感じ」が一切しません。

自分の人生を生きているというか。自分のために時間を使っているというか。

常識にもとらわれません。言動に主体性があります。だからこそ、周りからみてもユニークですし、何より、本人が活き活きしています。

そんな方々と接する中で、ある共通点に気づきました。

 

それは、「発信する言葉の重み」です。発信する言葉に言葉以上の重みがあるのです。これは、喋り方がうまいとか、そういった話ではありません。

 

「こんなことやりたいと思っている」という一言とっても、「この人は間違いなくやるだろうなぁ」と相手に思わせる何かがあります。言葉に重みがあり、発する言葉以上のものが伝わってくるのです。多少論理が破綻してても、妙な説得力があったりします。そんな人、いますよね。

では、その言葉の重みとはなんなのでしょうか?

 

それは、「自分への信頼度の高さ」ではないかと。よく言われる言葉で言うと自己肯定感。

そんな自分への信頼度の高さ(自己肯定感)が、発する言葉に乗り、相手にも伝わる。そして、相手には、言葉以上の安心・信頼が届く。そんな構図だと感じています。

子供が「自分自身に信頼を持てるようになるもらうため」に、親としてできることがきっとあると思っています。

 

自己信頼度(自己肯定感)の高さって?

自己信頼(自己肯定感)には、大きく2種類あるのではないでしょうか。

①:自分自身の存在への信頼

②:経験と能力への信頼

一つずつ見ていきます。

①:自分自身の存在への信頼について

自分自身の存在価値、存在意義を疑っていない人。

こういう人ってすごく「強い」です。

絶対的な存在理由が揺るがないので自分を飾る必要がありません。変なプライドを持つ必要がありません。いい意味で肩の力が抜けています。だからこそ、人を惹きつけます。

失敗に対しても、自分自身の存在否定にまで行き着きません。なので、変に落ち込みすぎることがありません。むしろ失敗経験を糧に、失敗後即行動してたりします。

 

②経験と能力への信頼

成功や失敗経験、やり抜いた経験、大きな壁を超えた経験、リーダー経験など、そんな経験も自己信頼に繋がります。

また、勉強ができる、運動ができる、論理的思考能力がある、コミュニケーション能力がある、などの能力も同じく自己信頼につながると思います。

 

まずは「①自分自身への存在への信頼」

よく雑誌やテレビなどで「次世代のグローバル社会・情報社会に必要な教育」みたいな特集を目にします。こういった話を聞くと、英語教育しかり、プログラミング教育しかり、我が子にも、上記でいう「②の経験や能力への自信」をつけてもらいたいと思ってしまいます。

でも、もっと大切で、かつ、土台となり、幼少期の子供に持ってもらいたい自己信頼は『①自分自身の存在への信頼』です。

「能力への信頼」も早いに越したことないかもしれませんが、本人がやりたくなってからでも十分かと。やる気のある時こそ、多くのものを吸収します。能力は後天的にも身につきます。何より土台に自分への信頼があるのとないのとだと、学びに大きな差が生まれると思います。

 

親ができること

「①の自分自身の存在への信頼」は親だからこそ、応援できることがたくさんあります。特に幼少期は、人格が形成される大切な時期でもあり、子どもにとって最も身近な存在が、親です。

親ができることといっても、超シンプルなものだと思ってます。それは、「子供を信頼すること」です。

もう少し具体的に言うと、

子供は自分自身で気づけるし、理解できるし、できるようになるし、成長する。と信じて中長期視点で接すること。

さらにもっと普段の行動レベルで具体的に言うと、

小言を言わない、ひたすら待つ、できた・できないで評価を下さない、子供の存在自体を喜び伝える。など。

「親が子供を絶対的に信頼すること」が、「子供が自分自身を信頼すること」につながると第一歩になるのかなと思うのです。

 

ただ、親なら誰しも思いますよね。このことがメチャクチャ難易度高いと言うことを。

子供の意味不明な言動には口出したくなるし、急いでる時は待ってらんないし、100点とったらすごい!0点だったら、何やってんの?ですよね。

お風呂後、いつまでたっても着替えずフル○ンでいる息子に「そんな、あなたも素晴らしい」なんて存在肯定できる親は神だと思うのです。正解は「さっさとパンツ履け!」です。

ただ、難易度が高いからこそ、一呼吸置いて、落ち着きを持って子供と向き合えたらいいなとも思います。

また、「②経験や能力への信頼」についても親としてできることがあると思います。

・「危ないから」といった理由で制限しがちな子どものチャレンジを危なくないように見守りながら挑戦させる

・始めた挑戦に対してやりきるようにうまく伴走する

・子どもが興味関心を持ちそうな種まきを仕掛ける

・考えるきっかけ、行動するきっかけ、視野が広がるようなきっかけを作る

・身近にたくさん本を置いておき、親の自分もたくさん本を読む

など。

子供が主体性を持って取り組んだことにこそ、大きな経験値になります。親としては、主体性を発揮させるきっかけ・舞台作りをして、そして、邪魔しない。というのが大切だな、と。

やっぱり、幼少期は特に「やらされる勉強」より「遊び」だなと思います。

 

まとめ

色々考えてみると、しつけやルールも、細部の施策ややり方で語られることが多いけど、シンプルに考えると「子どもの自己信頼につながるかどうか」という視点がすごく大切だと思います。

変な期待をしすぎることなく、温かく子供たちの成長をどっしり構えて見守りたいです。

そして子供達が確固たる自己信頼(自己肯定感)の元、好きなことを好きなようにやってほしいと思います。そんな子供達をいつでも応援できる親でありたいなと思うのです。

 

○参考記事

▼Twitterもやってます。