おやこステップ

【子供】【旅】【生活】【日常】を思うままつづる夫婦ブログ

クリスマスに「アンパンマンサンタ」が来たけど、息子が驚くほど喜ばなかった話

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(みどりいろ)です。

夫婦で行っているこのブログ。本格的に記事を書き始めたのは2017年3月からです。

実は5年ほど前、他のブログでもコソコソ50記事くらい夫婦で書いていました。ハロウィンも終わり、クリスマスが近づいて来たので、今日は、そんな過去記事から。

さかのぼること約5年前。息子が1歳の時の我が家のクリスマスの様子をアップしてみます。

 

1歳の息子にクリスマスを楽しんでもらいたい 

せっかくのクリスマス。

1歳の息子もだんだん物事がわかって来たので「クリスマスを楽しんでもらいたい」そう思い、夫婦で話し合ってみました。

そして、悩みに悩んだ結果、「アンパンマン」という一つのキーワードが浮上してきました。

 

アンパンマン好きな息子

1歳5ヶ月の息子は御多分にもれず、大のアンパンマン好き。常日頃から、アンパンマンを見るやいなや叫び声に近い声で「パンッパンッ!」と叫びます。最近はバイキンマンを見ても「バイキンッ!」と叫ぶようになりました。

叫ぶだけなら良いのですが、調子がいいと、アンパンマンを見るやいなや踊り狂たように、頭を上下に振りながら、自分もくるくる回り出します。

親としてはちょっと心配になることも。。。

とにかくアンパンマンが大好きなのです。

 

楽しんでもらうためのシナリオ

そんな息子に楽しんでもらうためのシナリオはシンプルです。

まず、妻がクリスマスソングを流します。

そして、サンタの格好をしながらアンパンマンのお面をかぶった「アンパンマンサンタ」(僕)がプレゼントを持ってくる。

アンパンマングッズ一色のクリスマスプレゼント。もうアンパンマン祭り。

そして、最後はデザート。

というもの。

息子は喜びすぎて気絶しちゃうんじゃないか、そんな心配をしていました。

 

盤石の準備

早速、諸々の物を入手しました。まずは、アンパンマンのお面。

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でも、ここで問題が。。。超丸顔のお面のため、おでこと顎がはみ出してしまいます。

そこで、そんな問題を一瞬で吹き消す最高のグッズを100円ショップで入手しました。自分のハゲかかったおでこと顎が隠れる、かつ、クリスマスにピッタリ!

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装着すると、こんな感じ。

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一瞬、「子供に与えるものが、喜びではなく、恐怖になるかも!?」と思ったものの、「うちの息子のアンパンマン好きは必ず恐怖を乗り越える!」という変な自信もありました。

むしろ、アンパンマンサンタに変身するのが楽しみすぎて、なんども息子の前に出かかりましたが、「その日」のために必死にこらえました。

アンパンづくしのプレゼントも妻のお手製ラッピングでセットにして準備完了です。

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クリスマス&サンタという概念をインストール

実は、もう一つ重要な準備を1週間前から仕込んでおきました。

それは、息子に「クリスマスにはサンタが来て、プレゼントをくれる」という概念をインストールすること。

ipadやらyoutubeを使って、サンタの映像をたくさん見せました。

「こんな赤い帽子をかぶって、白いひげの人がプレゼントを持ってきてくれるんだね。」「あぁこの人のことをサンタクロースって言うんだぁ」

と、あからさまで、ど直球な語りかけも、繰り返し何度もしました。

その中でも息子が気に入った「おしゃべりサンタ」というアプリ。

おしゃべりサンタ - クリスマス会 ゲーム
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開発元:Peaksel
無料
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「クリスマスの日は普通のサンタじゃなくて、アンパンマンサンタが来るといいね」

「アンパンマンサンタが、アンパンマンのおもちゃとか絵本を持ってくるといいね」

といった、完全に都合の良いストーリーを何度もなんども押し付けておきました。 

自分で言うのも何ですが、1ミリの隙もない準備です。

 

そして、クリスマス当日 

当日の夕方。

直前の直前まで「アンパンマンサンタが来るといいね」と息子に伝え、作戦は実行されました。 

予定通り、息子の好きなDVDでテレビに釘付けにさせます。

その隙に自分は玄関まで行き、アンパンマンサンタに変身。

妻がさりげなく、クリスマスソングをBGMに流し、部屋の空気を変えます。

 

いざ、部屋へ。

部屋を覗きこむアンパンマンサンタ。怪しい。圧倒的に怪しい。

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当然、息子に気づかれます。

「僕、アンパンマン、◯◯(息子)くんは元気?」と言いながら、中に入っていくアンパンマンサンタ。なぜか、コソ泥っぽい近づき方に。。。

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息子、怖がりません!作戦通り。

が、喜びもしない!!いたって冷静。

コソ泥風な部屋への入り方がダメだったのか。。。

 

「まずい、このままでは!」と思い、早速プレゼントを渡すことにしました。

「大好きな◯◯(息子)くんに、プレゼント持ってきたよ!」(アンパンマンの声の真似をしながら。)

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さすがはアンパンマングッズ。一気に息子との距離が近くなります。

調子に乗って、アンパンマンのページを開いた瞬間、「そのページは僕だよ。僕、アンパンマン」なんて言ってみました。

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息子は5秒ほど、僕改め、アンパンマンサンタの顔を見つめ・・・、無言でおもちゃへ。

幼いながら人を無視するに最適な間のとり方をよく理解しています。天才です。

 

もう、こうなったら無理やり抱っこ作戦。

「◯◯(息子)くんはホント、最高だ。アンパンマンサンタが抱っこしてあげるね」と言いながら息子を抱っこ。

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が、過去に例をみないほど、の体のくねらせ具合。

完全拒否で即終了。

 

僕の心は、折れました。

何だか「僕アンパンマン!」なんて言いながらアンパンマンサンタを演じているいい大人の自分が急に恥ずかしくなってきました。ちなみに、息子は喜んでいません。

自分にとって恥ずかしいことをして、息子も喜ばない。

誰のために僕はこんなことをしているのでしょうか。。。

そっとお面をはずし妻にバトンタッチ。

 

妻もアンパンマンサンタに

妻も物陰に隠れて、お面を装着し、息子の前に出てきました。

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しょ、衝撃です。似合う。似合いすぎる。 

丸顔の妻の顔はお面にすっぽり収まり、顔にフィットしています。

一瞬、妻の笑顔なのか、お面の笑顔なのかが分からなくなります。完全に融合。

息子も心なしか妻のアンパンマンには好意的で、妻、改め、アンパンマンサンタを見てにやにやしています。聞こえるか聞こえないかの小声で「パンパン(アンパンマン)」と繰り返し、しゃべってます。

 

花より団子

そんなこんなのドタバタアンパンマンづくしのクリスマスパーティも最後のデザート。妻の手作りのりんごケーキです。果物大好きな息子は大興奮。

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僕が1時間くらい迷いに迷って買った選りすぐりのアンパンマンおもちゃをほっぽり投げ、興奮した声を挙げながらケーキに一直線。花より団子ですね。

なにはともあれ、楽しいクリスマスとなりました。

 

全てが終わったあと、

「またアンパンマンサンタが来るといいね。」

と息子に話しかけたところ「一瞬こっちをみて、無視するという」高度なシカトをキメてくれました。

 

ちなみに息子にあげたアンパンマングッズ。

アンパンマンボールはど真ん中ストライクだったらしく、ずっと両手にかかえて、楽しそうに持ち運んでいました。

あと、アンパンマンのこの本は、息子が3歳になるくらいまで、お出かけのたびに持っていけて重宝しました。

追伸(2017年11月2日現在思うこと)

現在6歳の息子。小さな息子の姿を見ると、「その成長ぶり」に嬉しい気持ちになります。

と同時に、過去の僕の髪の毛の量を見ると、今の「後退ぶり」に悲しい気持ちになります。

おまけ

5年前の他の年行事の様子はこちら 

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