夫です。息子が2歳の頃の話。
お風呂を嫌がる魔の2歳 イヤイヤ期突入
御多分にもれず2歳5ヶ月の息子もイヤイヤ期に突入している様子。
・オムツ替えしかり、
・着替えしかり、
・歯磨きしかり、
何かと「イヤイヤ」と嫌がります。
最近は特にお風呂を嫌がる息子。
うちでは、息子のお風呂担当は自分の重要な役割。自分からお風呂担当を取ってしまうと、ただのボンクラ夫に成り下がってしまいます。そんな自分の家庭内の存在意義がかかった重要なミッション。そこで、嫌がる2歳の子供をお風呂に入れるための工夫をあれこれ行っています。その中で試行錯誤の結果、編み出した『”さくせん”実行作戦』はかなり使える手の一つなので紹介しようと思います。
お風呂を嫌がる子供をその気にさせる”さくせん”実行作戦について
その「”さくせん”実行作戦」の流れは以下の通りです。
◎息子を呼び出す
→「ねぇねぇ、いい作戦思いついたんだけど聞いて」
◎「ここだけの話」感を出す。
→息子の耳の近くに顔を寄せ、わざと小声で話す。
◎なるべく具体的にアクションのプロセスを話す
→「これから服をサッと脱いで、タオルをもって、お風呂にはいって・・・・」
◎その時、なるべく具体的に息子に刺さりそうなことは全て盛り込む
→「アンパンマンのボールを湯船に入れて、ひよこもバタバタ泳がせて、お風呂用クレヨンでトトロも書いて、あわてんぼうのサンタクロースを歌って、・・・・」
◎息子の表情を読む
→息子の表情が「それやりたい!」となった表情の変化を見逃さず「よしっ!」と言い、
◎あとは勢い!
「作戦実行♪作戦実行♪作戦実行♪」と歌いながら息子と一緒に風呂場に向かう。
こんな流れ。
結局、「勢いじゃん!」という冷静な見方もできますが、そこはご愛嬌。
最近、調子がいい時は、息子みずから、
「ちゃくちぇん(作戦)、聞いて。」と寄ってきて、「このあとー、ふく脱いでぇ~、え~とぉ、まっくろちぇちぇ(まっくろくろすけ)書く!!」など、短いながら彼の今現在、最高だと思う作戦の提案をぶつけてくれるようにもなってきました。正直、息子の提案には「なんだそれ!」的なものが多く、まったく心踊らないこともありました。しかし、目的はお風呂に入れること。そんな提案するなんて君は天才だと言わんばかりに、時には仰け反り、後ろに倒れそうなリアクションをとりながらも息子の提案を聞く日々を送っています。
ただ、さすがは知恵をつけてきた息子。
最近はこの「さくせん実行作戦」も効く日と効かない日が出てきました。それはそれで、あれこれ工夫していますが、
最近、嫌なら、
「お風呂に入らなくてもいいのでは?」
と思うようにもなりました。
そもそも嫌な時は、お風呂に入らなくてもいいのでは?
確かに「お風呂に入る」ということは、毎日の生活習慣という点では大切なことかもしれません。ただ、お風呂に入らなくても別に命に関わることでもないし、他人に大きな迷惑がかかるわけでもない。「お風呂に入る」という習慣は、清潔感を保つことのでの他人への印象や自分自身の気持ちよさを良くわかっている大人の常識であって、子どもはそんなの関係ないかもしれません。
そう考えると、イヤイヤしているなか、なんとかお風呂に入れるというより、嫌なら嫌で、「今日はお風呂はいいか、あそぼーぜ」ぐらいなスタンスに立った方が、自分も息子もラクだと思う。
何より、目の前の「お風呂に入れること」より子どもの感情に共感し、寄り添えるということの方が大切な気もするし、お風呂くらいのことは、息子に「入るか、入らないか」自分で決させていいと思うようになってきました。
きっと多くの大人のように、息子も周りの目も気になる年頃になれば、経験や自分なりに考えて勝手に習慣化すると思います。ましては、1回や2回、お風呂に入らなかったが故に、ちょっと恥ずかしい思いした、くらいの経験があったほうが、子供にとって良い気付きにもなります。
でも、そのような境地に立つと、お風呂で存在意義を担保している私は、どうなるのでしょう。。。他でバリューを発揮しなくては!