おやこステップ

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小学校の公開授業・学校見学で感じたこと

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ツマ(あかいろ)です。

 

先々週から2週連続で雨の土曜日、息子の運動会も2度の延期となりました。雨で予定がなくなったところ、息子が来春入学予定の公立小学校で公開授業があると知り、急遽見に行ってみました。

 

 

小学1年生の授業風景

1年生は2クラスで、国語と音楽の授業をしていました。まずは国語のクラスから見学。「かずのかぞえかた」のお勉強をしていました。みんな積極的に手を挙げたり、発言した子と同じ意見の場合は「おなじでーす!」と声を揃えたり、にぎやかな授業風景でした。後ろの席の男の子は鼻ほじしたり、落ちた鉛筆をものすごくゆっくり拾ってみたりと、そんな場面もありましたが、1年生らしい光景かなという印象でした。

(おなじでーす!はかわいらしいのですが、違う意見を持っている子は発言しにくいだんじゃないかな?…なんて思ったり。ちがいまーす!もあっていいのにな。)

 

次に音楽のクラス。合唱の練習をしていました。音楽の先生は「きっちり・しっかり」小学1年生相手でも「遊びナシ!笑いナシ!」の厳しめ指導で、なかなか痺れました。保育園の歌の時間とはそりゃ違うよね…と思わせてくれた授業風景でした。

 

どちらのクラスにも、息子が通う保育園の卒園生がいたので息子も興味津々。なぜか私の手をずっと握って、教室内が暑いのに上着も脱がず直立不動。ものすごい真剣に見ていました。

 

運動会の感想文

授業を見学した後の休み時間、ふと教室の外に掲示されていた運動会の感想文に目がとまりました。先ほど見学した国語のクラス。

 

あれ…?みんな同じ書き出しだ…

 

そのクラスの感想文は全員「ぼく(わたし)が運動会で一番がんばったのは、◯◯です」で始まり、その後に「なぜかと言うと」「どうしてかと言うと」と理由が綴られていました。がんばった種目・その理由は様々ですが、フォーマットを埋めたような感想文でした。

 

気になって隣のクラスの感想文も見てみると、先ほどの全員一致クラスとは異なり、書き方はそれぞれ。多少お友達同士の影響を受けているのかな?と思う似たような文面があるにしても、書き出し・結び等々、みんな違いました。

 

感想文を読んだ感想

全員一致クラスの感想文を目にした直後は「もっと自由に書けばいいのに」と思ったのですが…小学校からの帰り道、結論・主張→理由・根拠と続く文章を書くことに1年生の頃から慣れておくのも大事なのかな?とも思いました。

同じ学年でも担任の先生によって指導方法も違うんだ、と言うのも驚きでした。きっと先生方にもそれぞれ意図があってのこと。もし自分の息子が、全員一致クラスで感想文を書いたとしたら「もっと自由に!」と言う前に、先生の意図も知りたいなと思います。(けど、こう言うのを一々聞くとモンスターっぽく思われそうなので…笑。控えめにした方が良いんですかね…)

 

学校は世界の一部でしかない

自分自身が小学生・中学生だった頃を思い返すと、学校の友達関係や学校で起きていることがその時の全てでした。楽しいこともたくさんあるけど、息苦しさも伴う狭い世界です。当時、私自身は小中学校以外の「外の世界」に触れる機会はほとんどなかったように思います。

なので、息子には学校以外の世界で経験できること、面白い大人に出会える機会があれば、進んで活用させたいなと。もちろん学校でも素晴らしい体験ができたり、素敵な先生にも出会えるけど、同時にそうでないことが起きた時、ここだけが世界じゃないんだよってことに気づけるように。

 

おまけ

私自身は公立の小学校・中学校に通っていましたが、良くも悪くも印象に残っている先生がいます。「ん?この先生はちょっと変だぞ…」と幼いながらに思うことも、生きていく上で重要な感覚なんじゃないかと思っています。

中学校の家庭科の先生に、年齢50歳前後でふっくらした女の先生がいました。いつも花柄やフリフリの洋服を着ていて、学年の中でも目立つグループにいる男子だけファーストネームを呼び捨てにして、宿題や提出プリントの確認印はいい歳して「ともこ」って自分のファーストネーム印で、女子からは大不評でした。

今となっては懐かしいばかりですが、こんな風にちょっと微妙な先生もいるお陰でバランス感覚を養えている…のかな…?

 

来年からの小学校生活、ドキドキです。

 

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